常盤ヶ丘
常盤ヶ丘は標高248.5メートルの丘で、中腹には那須野ヶ原開拓の恩人である印南丈作(いんなみじょうさく)(那須開墾社社長)・矢板武(やいたたけし)(同・分骨)、それに安藤治輔(あんどうじすけ)(那須開墾社社員)・品川貞之進(しながわさだのしん)(同、後に西那須野村長)・印南トメ(印南丈作夫人)の5人の墓がある。
かつてこの一帯は、那須西原と呼ばれる広大な原っぱであったが、その中にあってこの丘は松の緑におおわれていた。印南丈作はこの地を深く愛し、本人の生前の希望により、死後この地に葬(ほうむ)られた。
その後、印南丈作と深いかかわりのある前述の4人が、そのかたわらに葬られた。
印南丈作死後30年を経た大正7年(1918)、印南丈作に国から従五位(じゅごい)の位階(いかい)が贈られた。大正9年(1920)になって、西那須野村ではこれを記念して墓地のすぐ上の所に「贈従五位の碑」を建立した。
一般には従五位の碑と呼ばれる。毎年4月7日には、墓前祭が行われている。
名称
常盤ヶ丘(ときわがおか)
指定年月日
昭和39年(1964)10月1日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
史跡
所在地
那須塩原市二つ室73ほか
所有者
那須塩原市
見学にあたって
丘の麓に長延寺の駐車場がある。
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更新日:2021年11月30日