印南丈作翁屋敷跡
この地は、那須野ヶ原開拓の恩人である印南丈作の屋敷跡で、印南が永眠した所である。また明治中期から昭和初期にかけて33年間、西那須野村役場のあった所でもある。
印南が社長をつとめていた那須開墾社の本拠地は、明治19年(1886)3月に一本木農場事務所(那須塩原市一区町)から烏ヶ森の丘近くの烏森農場事務所(那須塩原市三区町)に移った。健康にすぐれなかった印南は佐久山(大田原市)の自宅からの通勤が困難なため、同年10月15日にこの地に移り住んだ。かつてあった建物は、明治19年に自宅の一部を移築したもので、建坪44坪(約145平方メートル)の平屋建て、杉皮葺(すぎかわぶき)であった。なお、屋敷跡の北西・南西側には、かつて高さ2メートル前後の土塁があった。これは、冬~春の季節風から住宅などを守るために築いた防風土手で、印南丈作時代に築いた可能性がある。
名称
印南丈作翁屋敷跡(いんなみじょうさくおうやしきあと)
指定年月日
昭和39年(1964)10月1日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
史跡
所在地
那須塩原市三区町627
見学にあたって
民有地なので、所有者の許可を得て見学してください。駐車場なし。
地図リンク
この記事に関するお問い合わせ先
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〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号
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更新日:2021年11月30日