旧青木家那須別邸の杉並木
旧青木家那須別邸の正面にある杉並木は合計139本の樹木により構成されており、距離は約240mである。樹木の内訳は、スギが104本、サワラが28本、ヒノキが7本である。全ての樹木の目通り周囲の平均は約1.6mであり、ほぼ同じ樹齢の樹木が並んでいる。
別邸に関するアルバムの中に、杉並木と青木周蔵が映った写真がある。青木周蔵は、大正3年(1914)に亡くなっているため、少なくとも100年近く前には、既に杉並木があったといえる。
明治21年(1888)に別邸の整備をした際に、杉並木が造成されたと想定すると、杉並木は130年前に造成され、樹齢としては、140年~150年ほどであるといえる。
別邸と合わせて整備された並木は、青木周蔵のドイツ趣味を色濃く反映しており、黒磯駅から馬車で走り抜けたという当時の様子を容易に想起させる。
別邸と一体となった並木の景観は、明治期の華族農場の趣を現在に伝える文化遺産として重要であると共に、240mもの杉並木は、大変貴重な史跡である。
名称
旧青木家那須別邸の杉並木(きゅうあおきけなすべっていのすぎなみき)
指定年月日
令和6年(2024)2月7日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
史跡
所在地
那須塩原市青木27-2496
所有者
那須塩原市
地図
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 生涯学習課 文化振興係
〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号
電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479
お問い合わせはこちら
- より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2024年02月07日