塩原平家獅子舞
この塩原平家獅子舞は、関白流の一人立三匹獅子舞で正式には古代神獅子舞と呼ばれる。那須地区内において最も旧態を保持している獅子舞で、舞は「平庭」「巻よせ」「弓くぐり」の3形式である。
本県下に広く分布する一人立三匹獅子舞は、起源伝承に平家落人説をともなうものである。
かつては、8月お盆に妙雲寺、9月に塩原八幡宮で奉納されていたが、現在は塩原八幡宮の例祭でのみ奉納されている。
この地には享和2年(1802)を最古に、昭和37年(1962)までの獅子舞関係の地方文書が77冊と文化10年(1813)にこの地で製作された獅子舞台背景用の麻の「一の谷大絵幕」がある。
- <舞の構成>
弓執り1人、大獅子1頭、太獅子1頭、牝獅子1頭、警護歌掛2人、警護笛掛2人
名称
塩原平家獅子舞(しおばらへいけししまい)
指定年月日
昭和52年(1977)7月29日
指定別
県指定
区分
民俗文化財
種別
無形民俗文化財
所在地
中塩原地区
所有者
中塩原関白流平家獅子舞保存会
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更新日:2021年11月30日