上大貫の城鍬舞

上大貫の城鍬舞
県北地方における3つの城鍬舞の1つ。関谷の城鍬舞と同種の芸能で、天文12年(1543)の大田原築城の際の祝宴に、労役を課せられた村の農民が即興的に踊ったものが基となり、時代を経て伝承されてきた。一時中断していたが昭和45年(1970)頃、地元の有志により復活し、現在は、地元の大貫小学校の子どもたちと保存会によって上演、継承されている。
演目には前庭・後庭・念仏踊りがあるが、現在は後庭、念仏踊りは行われていない。特色として、この鍬たたきはすべて男子児童のみで行なわれていることや、かつては念仏踊りと称する塞(さい)の神信仰や金精(こんせい)信仰とのつながりを暗示する五穀豊穣を祈る素朴でユーモラスな踊りであったことである。
舞の芸態
ウチトリ1人(子ども)、太鼓打ち2人(子ども)、鍬たたき12人(子ども)、笛6人(大人)、旗持ち2人(大人)
この舞はすべて男子のみで行なわれている。
演目
前庭:豊年囃子 入端 岡崎 関白 ヤーハー 下座 トウドの舞 百動 トリトロリー 街道下り
名称
上大貫の城鍬舞(かみおおぬきのしろくわまい)
指定年月日
昭和60年(1985)1月18日
指定別
県指定
区分
民俗文化財
種別
無形民俗文化財
所在地
上大貫地区
所有者
上大貫城鍬舞保存会
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更新日:2021年11月30日