引久保百観音堂
文明14年(1482)、塩原城主橘伊勢守(たちばないせのかみ)により戦場(せんば)の戦いで討死した家臣たちの供養のため1間4面の堂が建立された。寛政5年(1793)には、引久保観音堂を村人が再興。
堂内の須弥壇(しゅみだん)は、3つの間に仕切られ、それぞれ坂東三十三観音・西国三十三観音・秩父三十四観音として計100躯が祀(まつ)られ、一堂に安置したこの堂を、引久保百観音と呼び、今日に至っている。
阿弥陀・薬師・釈迦如来の三尊は、各間の本尊として間の中央に安置されている。浜縁(はまえん)のついた間口3間、奥行3間、茅葺(かやぶき)の方形(ほうぎょう)屋根であったが、昭和に入り鉄板葺(てっぱんぶき)に替え、さらに平成5年(1993)、創建500年記念の大改修で銅板に葺き替えられた。現在の建物及び仏像は、平成4年~5年に県の補助を受け修復保存を行なった。
名称
引久保百観音堂(ひきくぼひゃくかんのんどう)
指定年月日
平成4年(1992)4月24日
員数
1棟
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
建造物
所在地
那須塩原市上塩原418
所有者
妙雲寺
見学にあたって
駐車場なし
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更新日:2021年11月30日