数ヶ室の郷蔵

更新日:2021年11月30日

竹藪の手前にある緑色のとたん屋根に木の壁の建物の写真

数ヶ室の郷蔵

この郷蔵は明和6年(1769)に黒羽藩が飢饉に備えて村々に建てた穀類貯蔵倉庫の一つで、管理は主に村役人があたっていた。
村の人口に応じて上中下に区分し、稗(ひえ)・粟(あわ)を貯蔵した倉庫であり、稗を1戸当たり2升(3.6リットル)程度、毎年貯えたようである。
この郷蔵の貯穀によって、天明3年(1783)の大飢饉の時も黒羽藩からは一人の餓死者も出さなかった。
用材は丈夫な栗材が使われ、内部は中央で取り外しの出来る板で左右に仕切られている。屋根は杉皮葺(ぶき)であったかと思われるが、それ以外はほぼ原形をとどめて残っている。

名称

数ヶ室の郷蔵(かずがむろのごうぐら)

指定年月日

平成9年(1997)1月29日

員数

1棟

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

建造物

所在地

那須塩原市越堀787-2

所有者

個人所有

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教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

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