上黒磯の板碑

上黒磯の板碑
板碑は石造の卒塔婆(そとうば)で、板石塔婆(いたいしとうば)ともいい、鎌倉時代から室町時代に死者の霊を供養するために建立されたものである。関東では、秩父産の緑泥片岩(りょくでいへんがん)(通称青石と呼ばれる)を用いたものが多く、東北地方では安山岩や凝灰岩(ぎょうかいがん)が用いられる。この板碑は分厚い安山岩である。
この板碑は東北系に属し、関東と東北文化の交錯地帯の板碑としてその分布上からも貴重なものである。頂部山形の下に二条の横溝、その下に横長の額があり、下部中央に大きく阿弥陀如来(キリーク)を表す種子(しゅじ)(仏を表す梵字)が刻まれている。紀年銘は「年」のみで他は不明である。
名称
上黒磯の板碑(かみくろいそのいたび)
指定年月日
昭和47年(1972)10月25日
員数
1基
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
歴史資料
所有者
個人所有
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更新日:2021年11月30日