城主安全碑
城主安全碑
江戸時代、波立(はったち)は大田原藩領で、享保時代の藩主は大田原備前守扶清(びぜんのかみすけきよ)であった。扶清が善政をしいたため村が平和に栄え、領民は領主に感謝しこの碑を立てたと言われる。
このように領主の安全を祈願したということは珍しい事と思われる。
これは碑というよりむしろ塔というべきで、笠石・円柱・蓮座等からなるが、原形が現在のような形をしていたかどうかは不明。碑面には、「天下 享保五庚子年 奉造立御城主御代々御安全祈所 泰平 九月吉祥日」と文字が刻まれている。なおこの碑は、昭和7年(1932)9月、波立小学校の児童が境内の清掃を行った際、地上に倒れ雑草に埋まっていたものを発見して現在の所に立てたものである。
名称
城主安全碑(じょうしゅあんぜんひ)
指定年月日
昭和47年(1972)10月25日
員数
1基
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
歴史資料
所在地
那須塩原市波立250
所有者
波立温泉神社
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更新日:2021年11月30日