医療機関の適正受診
重複受診・頻回受診とは
重複受診
1か月の間に同じ症状について、3つ以上の医療機関を受診することをいいます。
ただし最初の病院で紹介状(診療情報提供書)をもらい、別の病院に行くことは除きます。
頻回受診
1か月の間に同じ医療機関を一定回数以上、頻繁に受診することをいいます。
ただし医師が必要と認め頻繁に受診するよう指示した場合は除きます。
重複受診・頻回受診を続けると?
金銭的にも、身体的にも負担がかかります。
自己負担する医療費が高額となる
受診する医療機関ごとに支払う自己負担金が多額になります。
国民健康保険税の負担が大きくなる
総医療費のうち7割(または8割)は皆様が納めている国民健康保険税で負担しています。
この総医療費が増大すると現在の国民健康保険税だけで賄いきれなくなります。
同じような効能のある薬が重複して処方される、飲み合わせてはいけない薬が処方される
同じような効能のある薬を一度に複数飲むと、薬が効きすぎたり、副作用が強く出たりして健康を害することがあります。
また飲み合わせてはいけない薬を一緒に飲むと、場合によっては命に関わる副作用が生じる可能性があります。
重複受診・頻回受診をしている方に適切な受診を指導することがあります
医療機関から提出される診療報酬明細書(レセプト)を毎月点検しています。
重複受診・頻回受診をしていると思われる方に対し、市から適切な医療機関の受診をお願いする文書をお送りしております。
また、市の看護師等職員がご自宅を直接訪問し、適切な受診について指導する取り組みを進めております。
治療について不明、不安なことがあるときは、まずかかりつけの医療機関の医師に相談することをお勧めします。
上手な医療機関のかかり方
「かかりつけ医」を持ちましょう
日ごろから自分のからだやこころについて相談できる医療機関・主治医を決めておきましょう。
同じ医療機関を受診することで、不調があった時に詳しく相談することができます。
「お薬手帳」を活用しましょう
お薬手帳はどの医療機関・調剤薬局でも同じ手帳が使えます。複数冊持っている人は1冊にまとめましょう。
受診や調剤の際に、今飲んでいる薬との飲み合わせを見てもらえます。
普段使用している市販薬について記入しておくと、市販薬と処方薬の飲み合わせもチェックしてもらえます。
また、お薬手帳を活用することで、一定の条件のもと医療費が安くなります。
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更新日:2025年02月28日