電動車いすの事故に注意
電動車いすはとても便利な製品です。しかし、不注意や運転を誤ると事故に直結するおそれがあります。今回は電動車いすの事故を紹介します。
事例1
電動車いすに乗車中、踏切内で前輪が線路の溝部分にはまってしまい操縦できなくなり、立ち往生して、列車と接触した。
原因
踏切内の線路の溝にタイヤの痕が残っていたことから、電動車いすのタイヤが線路の溝にはまり、動けなくなったため事故に至ったものと考えられる。
注意事項
重大な事故につながるおそれがあるため、踏切の横断はできるだけ避けましょう。やむを得ず踏切内を通行するときは、脱輪や線路の溝にタイヤが挟まることを避けるため、ハンドルをしっかりと握り、線路に対して直角に渡ってください。
事例2
電動車いすに乗車中、踏切内で電動車いすが停止し、立ち往生して列車と接触し、負傷した。
原因
電動車いすに異常は認められず、バッテリー不足による電圧低下のエラーが記録されていたことから、使用者がバッテリーの残量が少ない状態で走行し、バッテリーが踏切内で切れて停止したものと考えられる。
注意事項
電動車いすを使用する際には、バッテリー残量を必ず確認してください。残量が少ないまま利用すると、途中でバッテリーが切れてしまうおそれがあります。充電時期の目安は付属の取扱説明書をご確認ください。
事例3
電動車いすで走行中、岸壁の車止めにぶつかり、海に転落して死亡した。
原因
使用者が運転操作を誤り、岸壁の車止めにぶつかり、跨がるように乗り上げて転倒したため、海に転落したものと考えられる。
注意事項
側溝や水路などへ転落した事故や岸壁から落下した事故などが発生しています。道の端を通行することは避けてください。
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市民生活部 交通防犯課 くらし安全安心係
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更新日:2021年11月30日