加湿器の事故に注意!

更新日:2023年01月27日

加湿器のうち、以下3種類における事例を記述いたします。

  • ヒーターによる加熱でお湯を沸かし蒸気を出す「スチーム式」
  • 水を超音波によって微細な粒子にし、噴出することで加湿する「超音波式」
  • 上記を複合させた「ハイブリッド式」

高温の蒸気に触れたやけどの事故

対象:スチーム式

スチーム式加湿機能付き空気清浄機を使用中、幼児(1歳)が左手に植皮手術を要する重度のやけどを負った。

原因

保護者がスチーム式加湿機能付き空気清浄機を乳児の手の届くところに設置していたため、目を離した際に乳児が蒸気吹出口に触れてしまい、やけどを負ったものと考えられます。なお、取扱説明書及び本体の蒸気吹出口付近には、「蒸気口に手や顔を近づけない、やけどの恐れがある。幼児の手の届く範囲では使用しない。」旨、記載されていました。

こぼれたお湯によるやけど事故

対象:スチーム式、ハイブリッドタイプ

使用中のスチーム式加湿器が倒れ、幼児(1歳)がこぼれたお湯で左足にやけどを負った。

原因

加湿器を乳児の手の届くところで使用していたため、幼児が加湿器を転倒させ熱湯が流出してやけどしたものと考えられます。なお、取扱説明書、本体注意ラベル及び同梱のチラシには「転倒すると熱湯がこぼれてやけどする恐れがあるため、幼児の近くや不安定な場所で使わない。」旨、警告表示されていました。

お湯の吹きこぼれによるやけどの事故

対象:スチーム式、ハイブリッドタイプ

使用中の加湿器から異音がしたため、製品のふたを開けたところ、お湯が飛び出して右足にかかり、やけどを負った。

堆積した水あかによる漏水で発火した事故

対象:スチーム式、超音波式、ハイブリッドタイプ

スチーム式加湿器を使用中、加湿器が焼損する火災が発生した。

原因

使用者の手入れ不足により加熱槽に多量の水あかが堆積したことで、加熱槽とパッキンの間に隙間が生じて漏水し、内部のヒーター線が腐食して異常発熱し出火に至ったものと考えられます。なお、取扱説明書には、「加熱槽の手入れはこまめに行う。加熱槽に水あかが付着したまま使い続けると故障の原因になる。」旨、記載されていました。

洗浄中に浸水して発火した事故

対象:スチーム式、超音波式、ハイブリッドタイプ

加湿器の電源を入れたところ、加湿器を焼損する火災が発生した。

原因

使用者が加湿器の送風口に水をかけるなど本体ごと洗浄したため、電源基板に浸水してショートし、発火に至ったものと考えられます。なお、取扱説明書には、「当該製品を水に浸したり、丸洗いしない。底部の電気部に水が入ると、ショートや故障の原因になる。」旨、記載されていました。

電源プラグや電源コードを無理に引っ張ったり、机の足で踏んだりするなど、過度に力が加わるような使い方はしないでください。変型や断線などした部分から発火する恐れがあります。

加湿器の気をつけるポイント

  • 熱いお湯や蒸気を使う製品か確認する。
  • 噴出する高温の蒸気に気をつける。
  • 製品の転倒による湯こぼれに気をつける。
  • 給水タンクには水道水を入れ、指定以外の薬剤などは入れない。満水ラインを超えない。
  • 定期的にお手入れを行う。機器本体の丸洗いはしない。
  • 電源コードを引っ張らない、折り曲げない、きつく巻き付けない。

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この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 交通防犯課 くらし安全安心係

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