コンタクトレンズによる眼障害に注意!

更新日:2021年11月30日

コンタクトレンズの使用者は全国で1,500万~1,800万人ともいわれ、また、カラーコンタクトレンズは、おしゃれアイテムの一つとして認識されています。

コンタクトレンズは視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズも含めて医療機器(高度管理医療機器※)であり、適正に使用しなければ重篤な眼障害を引き起こす可能性があり、実際に事故も起こっています。消費者庁ホームページに掲載されている事例を紹介します。

※高度管理医療機器とは、副作用又は機能の障害が生じた場合において人の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあることからその適切な管理が必要なもの。

【事例】コンタクトレンズによる角膜炎 緑膿菌感染症例:20代女性

初診時には角膜中央部の淡い混濁だったが、翌日には角膜全体の浮腫が発生し、輪状潰瘍(かいよう)と毛様充血が増悪した。また、大きな膿瘍と前房蓄膿が出現。緑膿菌感染症を疑い、抗菌剤点眼に緑膿菌に効能を持つ点眼を追加。放置すると角膜融解、角膜穿孔に至る可能性があった。1か月後には角膜潰瘍などは改善したが、瞳孔領にかかる角膜混濁が残存し、瘢痕(はんこん)治癒の状態となった。不整乱視により矯正視力は(0.3)となった。

コンタクトレンズを使用する場合の注意点!

重篤な眼障害を引き起こさないためにも、コンタクトレンズを使用する場合は、以下の点に注意しましょう

  • 購入する際は、カラーであっても、まず眼科医を受診し、自分に合ったコンタクトレンズを処方してもらい、定期検診の頻度を決めてもらいましょう
  • 使い方を守り、適切なレンズケアを行いましょう
  • 目の充血や異物感、痛み、まぶしさ、かゆみなどの異常を感じたら、すぐにレンズを目から外し、直ちに眼科医に相談しましょう

※海外からインターネット等を利用して購入(個人輸入)するもの(海外で購入し持ち帰るものも含む。)は、医薬品医療機器等法に基づいた品質、有効性及び安全性の確認はされていないため、健康を害する危険性があります。また、外装等も海外仕様であるため、トラブルがあっても製造元に連絡することは難しく、健康被害が起こっても何らかの保証があるものではありません。危険ですので、コンタクトレンズを使用する場合は眼科医に受診しましょう。

消費者庁公表チラシ

カラコンも眼科受診を

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