下水処理のしくみ

更新日:2021年11月30日

みなさまの下水道は分流式です。

下水道には合流式と分流式という二つのしくみがあります。

合流式

合流式は、家庭用の排水と雨水を同じ下水道管で流し、下水処理場できれいにする方式です。大量の雨が降ると下水処理場で処理することができず、そのまま川や海に流され川を汚染する場合があります。

分流式

分流式は、お風呂やトイレなどの家庭排水と、雨どいや道路わきの側溝などから流れ込む雨水を別々の管で排除する方法です。汚水は下水処理場できれいにし、雨水は直接川や海に流す方式です。

那須塩原市の下水道は分流式を採用しています。

各処理場の下水処理方式

家庭からの排水は下水処理場で微生物により処理されきれいな水となって放流されますが、その方法はいろいろあります。

標準活性汚泥法

活性汚泥(多種類の好気性微生物を含んだドロ状のもの)に空気を送り込み、微生物によって汚水中の有機物を分解し、水を浄化します。その後、沈殿池で活性汚泥を沈ませ、分離する方法です。

OD法

活性汚泥方式の長時間エアレーション法の一種で、長円形の循環水路にエアレーター(ばっ気攪拌装置)を設置し、活性汚泥と混合した汚水を循環させながら空気を送り込み、浄化する方法です。

  • 黒磯水処理センターは標準活性汚泥法です。
  • 塩原水処理センターはオキシデーションディッチ法(OD法)です。
  • 北那須浄化センターは標準活性汚泥法です。

汚泥は有効利用されています。

各処理場で脱水処理された下水の汚泥は下水道資源化工場へと運ばれ、高温で溶かしたあとに水中や空気中で冷やすことによって、処理スラグと呼ばれるものになります。

水中で冷やしたものを水冷スラグ、空気中で冷やしたものを空冷スラグといい、それぞれリサイクル資材として建設資材などさまざまな用途に使用されます。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部 管理課 給排水係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5213
ファックス番号:0287-36-2298

お問い合わせはこちら

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?



このページの情報は見つけやすかったですか?