PCB廃棄物の処分について

更新日:2023年09月04日

PCB廃棄物の処分期限が迫っております

PCB廃棄物は法律で定められた期間内に処分しなければなりませんので、保管者が適正に処分してください。

PCB廃棄物の処分期間及び処分先
区分 処分期間 処分先
高濃度PCB廃棄物 令和5年(2023)年3月31日 中間貯蔵・環境安全事業株式会社
低濃度PCB廃棄物 令和9年(2027)年3月31日 全国の無害化処理認定施設等

期間内に処分を行わない場合、行政処分や罰則の対象となります。

PCBの処理方法など詳細につきましては、栃木県資源循環推進課廃棄物対策担当(電話番号028-623-3098)までお問い合わせください。

PCB廃棄物について

PCBとは

PCBとはポリ塩化ビフェニルの略称で、人工的に作られた主に油状の化学物質です。特徴として、水に溶けにくく、熱で分解しにくいなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器等様々な用途で利用されてきましたが、脂肪に溶けやすい性質であり、体内に蓄積し健康被害を発生させることから、現在は製造や輸入ともに禁止されています。

PCBが使用された製品

PCBが使用された代表的な電気機器等には、変圧器やコンデンサー、蛍光灯用安定器があります。

PCBが含まれている変圧器やコンデンサーは、古い工場やビル等、溶接機、昇降機制御盤などにも使用されていました。
また、一般家庭の蛍光灯安定器にはPCBを使用したものはありませんが、工場等で使用していた蛍光灯安定器にはPCBが使用されているものもあります。

PCB廃棄物とは

  • PCBが使用された製品の使用をやめて廃棄物となると、PCB廃棄物となります。
  • PCB廃棄物は、PCB濃度により高濃度PCB廃棄物(0.5%を超えるもの)と低濃度PCB廃棄物(0.5%以下)に分類されます。

PCB廃棄物の判別方法について

PCBが使用されているか判別する方法

変圧器・コンデンサーの判別方法

昭和28年(1953年)から昭和47年(1972年)に国内で製造された変圧器やコンデンサーについて、環境省の「高濃度PCB含有電気工作物一覧」に該当している場合は、PCBが使用されていますので、製造年を確認したうえで、濃度測定などを行ってください。

蛍光灯用安定期の判別方法

昭和52年(1977年)3月までに建築・改修された事業用の建物には、高濃度PCBを使用した蛍光灯用安定器が設置されている可能性がありますので、銘板に記載されたメーカーに問い合わせる等確認をしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境戦略部 サーキュラーエコノミー課 産業廃棄物係

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7144
ファックス番号:0287-62-7202

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