乃木神社のシダレザクラ
このシダレザクラは乃木神社敷地内に位置する。乃木神社は、大正元年(1912)9月13日に、明治天皇のあとを追って殉死した陸軍大将乃木希典(のぎまれすけ)の遺徳を偲んだ地元住民の要望により、大正5年(1916)4月に創建された。この創建を記念し、同年11月23日に宇都宮衛戍地衛生准士官下士団(えいじゅちえいせいじゅんしかんかしだん)(宇都宮陸軍衛戍病院配属か)よりシダレザクラが献木(けんぼく)された。側にはこの来歴を刻んだ石碑が建てられている。
通常木の生育状況は環境の影響を受けるため、一見しただけでは樹齢の判断がつけにくい。しかし、このシダレザクラは来歴がはっきりしているため樹齢の正確性が極めて高く、貴重な資料である。
*准士官とは:下士官出身者で、功労等により特別に士官に準ずる待遇を受けるもの。階級としては准尉、特務曹長など。

- 樹高:11.5メートル
- 目通り周囲:2メートル
- 推定樹齢:100年
名称
乃木神社のシダレザクラ(のぎじんじゃのしだれざくら)
指定年月日
平成27年(2015)3月30日
員数
1本
指定別
市指定
区分
記念物
種別
天然記念物
所在地
那須塩原市石林795
所有者
乃木神社
地図
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 生涯学習課
〒329-2792
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更新日:2021年11月30日