ノギカワモズク

ノギカワモズク
ノギカワモズクは、カワモズク科カワモズク属の紅藻類(こうそうるい)で、海苔の原料となるアサクサノリや寒天の原料となるテングサと同じ仲間である。モズクの名がついており、モズクと同様に食用になるが、モズクはワカメやコンブと同じ褐藻類(かっそうるい)であり他人の空似である。
本種は、乃木神社裏手の通称乃木清水と呼ばれる小川で最初に発見され、その後近隣の数カ所で見つかったが、現在、多量の生育が確認されているのは、本市石林の乃木清水と大田原市紫塚の水元神社の2カ所のみである。
カワモズク類は湧水を水源とする水路に生育することが多いが、特にノギカワモズクは、やや酸性の日陰の水路に生育が限られる。
ノギカワモズクの形態的な特徴は次のとおりである。
まず、カワモズク類の特徴として、海に生育するモズク同様にぬめりがある。虫メガネなどで拡大すると数珠玉を連ねたようになっている。ノギカワモズクはカワモズク類の中では大型種で、枝は太く、枝分かれは少ない。色は赤褐色のことが多いが、黒っぽくなったり緑色を帯びたりすることもある。乃木清水には時々チャイロカワモズクが発生することがあるが、チャイロカワモズクは枝が細く、より細かく枝分かれすることが多い。
名称
ノギカワモズク(のぎかわもずく)
指定年月日
昭和59年(1984)7月1日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
天然記念物
所在地
石林(乃木神社境内)
管理者
乃木神社・表堀組合
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更新日:2021年11月30日