寺子の地蔵尊

寺子の地蔵尊
この地蔵尊は、享保12年(1727)に建立されたもので、享保年間(1716~1736)に見舞われた大飢饉の餓死者を供養するために建立されたと伝えられる。信州高遠石工の作で、高遠石工の作としては県内最古・最大のものと言われる。地蔵を乗せる蓮弁には建立にかかわった地元の人や、石工等の氏名や建立年等が刻まれている。
地元では「いぼ取り地蔵」とも呼ばれ、毎年8月23日には関係者が集まって供養をしている。
もとは余笹川に近い旧奥州街道中沿いにあったが、平成13年(2001)に新しい寺子橋の架橋に伴う路線変更で、幹線道路から数十メートル離れた位置に移動した。
※建立年については、実際の享保の飢饉が起きた年である享保17年(1732)と異なりますが、地域の伝承を優先して表記しております。
名称
寺子の地蔵尊(てらごのじぞうそん)
指定年月日
平成23年(2011)5月9日
員数
1躯
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
彫刻
所在地
那須塩原市寺子1277-1
所有者
寺子・赤沼・石田坂講中
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更新日:2025年04月23日