三斗小屋温泉神社本殿

更新日:2021年11月30日

三斗小屋温泉神社の創建年は明らかではないが、三斗小屋温泉は康治(こうじ)元年(1142)に福島県信夫郡の生島某の発見と伝えられている。三斗小屋温泉は那須(茶臼)岳の裏側、通称「奥那須」と呼ばれる所にあり、標高は約1460メートル。神社の社殿は温泉宿の東約70メートルのところ、137段の石段を上った山道わきに社殿がある。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。

神殿は一間四方の欅(けやき)造り。柱を飾る上り竜と下り竜、貫(ぬき)の先端の竜頭欄間(らんま)や内・外部壁面の彫刻が巧緻精麗(こうちせいれい)で大変素晴らしいものである。製作にあたっては、相当の年月と費用を要したことが推察される。なお、これら一連の彫刻は日光東照宮の造営に携わった彫刻師が、保養に来た際に製作にあたったとの言い伝えもある。

屋内にある木造の三斗小屋温泉神社本殿の写真
斜め前から木造の三斗小屋温泉神社本殿の細部を撮影した写真

三斗小屋温泉神社本殿

名称

三斗小屋温泉神社本殿(さんどこやおんせんじんじゃほんでん)

指定年月日

昭和44年(1969)7月10日

員数

1棟

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

建造物

所在地

那須塩原市板室910

所有者

三斗小屋温泉神社

見学にあたって

山道を登っていくため十分な装備が必要となります。

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この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

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