三斗小屋温泉神社本殿
三斗小屋温泉神社の創建年は明らかではないが、三斗小屋温泉は康治(こうじ)元年(1142)に福島県信夫郡の生島某の発見と伝えられている。三斗小屋温泉は那須(茶臼)岳の裏側、通称「奥那須」と呼ばれる所にあり、標高は約1460メートル。神社の社殿は温泉宿の東約70メートルのところ、137段の石段を上った山道わきに社殿がある。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。
神殿は一間四方の欅(けやき)造り。柱を飾る上り竜と下り竜、貫(ぬき)の先端の竜頭欄間(らんま)や内・外部壁面の彫刻が巧緻精麗(こうちせいれい)で大変素晴らしいものである。製作にあたっては、相当の年月と費用を要したことが推察される。なお、これら一連の彫刻は日光東照宮の造営に携わった彫刻師が、保養に来た際に製作にあたったとの言い伝えもある。
三斗小屋温泉神社本殿
名称
三斗小屋温泉神社本殿(さんどこやおんせんじんじゃほんでん)
指定年月日
昭和44年(1969)7月10日
員数
1棟
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
建造物
所在地
那須塩原市板室910
所有者
三斗小屋温泉神社
見学にあたって
山道を登っていくため十分な装備が必要となります。
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更新日:2021年11月30日