新湯温泉神社(本殿)
新湯温泉神社(本殿)
創建は大同元年(806)または安元元年(1175)とされ、現在の元湯温泉に祀(まつ)ってあった。万治2年(1659)、元湯温泉は大地震の山津波により壊滅状態になり、復興を重ねたが天和3年(1683)再び日光大地震にあい廃村となって新湯に遷宮された。神社再興を願う人々により、正徳(しょうとく)3年(1713)頃までに元湯にあった神社及び石段・石幢・その他を、新湯噴火口の南寄りの高台にある権現山に人力で運んで遷座し、同時に「元湯湯治場」の面影を残す9件の宿屋も移築された。
天明(てんめい)3年(1783)、宇都宮藩主戸田因幡守(いなばのかみ)忠寛の寄進により本殿が再建された。けやき造り、間口1間、奥行1間、流造(ながれづくり)の木羽板葺(こばいたぶき)屋根(現在はステンレス板葺)。塩原温泉の起源である元湯の歴史と、新湯の起こりを知る重要な遺産である。
名称
新湯温泉神社(本殿)(あらゆおんせんじんじゃ(ほんでん))
指定年月日
平成5年(1993)3月31日
員数
1棟
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
建造物
所在地
那須塩原市湯本塩原3
所有者
新湯温泉神社
見学にあたって
随時見学可能
地図リンク
新湯温泉神社(本殿)への地図(那須塩原市 電子地図サービスのサイト)(新しいウィンドウで開きます)(外部サイトへリンク)
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 生涯学習課 文化振興係
〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号
電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479
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更新日:2021年11月30日