MADE IN(メイドイン)なすしおばらを味わおう~ネギ編~

更新日:2021年11月30日

江戸時代からネギの名産地として知られる栃木県。

特に栃木県北管内で栽培されている「那須の白美人(はくびじん)ねぎ」はブランドネギとして栃木県を代表する野菜の一つとなっています。

今回はネギ農家で那須塩原市農業指導士でもある藤田 健一(ふじた けんいち)さん(48歳)にインタビューをさせていただきました。

出荷前のネギが入っている箱を手にしている藤田健一さんの写真

農業を始めたきっかけは何ですか?

高校生のときにケガをして家族に迷惑をかけてしまったことから、進学ではなく実家の農家を継ぐことを考えました。

20歳のときに実家で就農をし、7年前に親から経営継承をしました。今はお米とネギの栽培を行っています。

ネギを選んだ理由は何ですか?また栽培する上で大変なことを教えてください

以前はナスやウドなどを栽培していましたが、数年前に大きなケガをして長期間の入院をしたときに、自分がいなくても仕事を進めるためにどうすればよいかを考え、ネギの栽培をすることにしました。

ネギは機械化が進んでいるので、労働力さえあれば始めやすい農産物です。

その一方でネギは長雨や高温など、昨今の異常気象による病気や害虫の被害を受けやすい農産物です。雨が多いと根が腐って病気になり、収穫できなくなってしまうこともあります。

実際、長雨による影響を受けた昨年は今年の5分の1の価格でした。

機械化が進むネギの選別の様子

機械を使ってネギを選別している様子の写真1
機械を使ってネギを選別している様子の写真2
機械を使ってネギを選別している様子の写真3
機械を使ってネギを選別している様子の写真4
機械を使ってネギを選別している様子の写真5

おいしいネギを作る秘訣は何ですか?

うちのネギはうまいです!

私が作っている“那須の白美人(はくびじん)ねぎ”には専用の肥料があり、おいしいネギづくりには欠かせないものです。

ネギはいい苗を作ることができるかどうかで、おいしさの7~8割が決まると言っても過言ではありません。苗作りは妻が担当しています。

JAなすの内の「ネギ部会」で準備されたマニュアルなどもありますが、やはり手探りなところも多いです。でもおいしいネギをつくることはとてもやりがいがあります。

ネギ畑の前で奥さんと並んでいる藤田さんの写真

写真右は奥様の信子さん

白いよう気に入った緑が買った丸い小さい粒のネギの種の写真

これがネギの種。ビニールハウス内で種を撒いて苗を育てます

※記事の内容は取材を行った2021年3月時点のものです。

「那須の白美人ねぎ」ってこんなネギ

栃木県北部のJAなすの管内(那須塩原市、大田原市、那須町)で生産されているブランドネギで、栃木県を代表する野菜の一つです。
”白美人”の名前のとおり、軟白部が長く真っ白で、柔らかく糖度が高いことが特徴です。

収穫された那須の白美人ねぎの写真

栽培方法は露地栽培(田畑)とハウス栽培の2通りありますが、どちらも軟白部分を長く真っ白に育てることで、柔らかく糖度の高いネギに仕上がっています。

白い部分が30センチ以上など、厳しい基準をクリアしたものだけが選別されます。白美人ねぎはネギ特有の臭みや辛味が少ないので、生で食べるのがオススメです。

※オススメの食べ方や保存方法などの詳しい情報はJAなすのホームページもぜひご覧ください。

JAなすのホームページはこちらから

BSテレ東「おいしさのカタチ」に藤田さんが出演されました!(2020年11月5日)

旬の食材とおいしさをカタチにするために日夜奮闘する生産者にスポットをあてるBSテレ東の番組「おいしさのカタチ」に藤田さんがご出演されました。

そのときの動画がご覧いただけます。ぜひ、ご覧ください。

動画はこちらから

栃木・那須塩原市の「那須の白美人ねぎ」(BSテレ東のサイト)のページのスクリーンショット

特集「MADE IN(メイドイン)なすしおばらを味わおう」とは?

本市が誇る農作物を紹介する特集記事です。広報なすしおばらと連動し、広報誌では「農産物」を中心に、市ホームページでは「人」を中心に紹介しています。

この記事に関するお問い合わせ先

産業観光部 農務畜産課

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7147
ファックス番号:0287-62-7223

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