MADE IN(メイドイン)なすしおばらを味わおう~いちご編~

更新日:2021年11月30日

栃木県は50年以上、いちごの生産量全国一を保持するまさに「いちご王国!」

栃木県には日本唯一のいちご専門研究機関「いちご研究所」があり、いちごの研究や品種の開発が行われています。

冬の日照時間が長く、肥沃な土とおいしい水に恵まれた栃木県はいちご作りに恵まれた環境です。

今回はいちご農家で那須塩原市農業指導士でもある二ノ宮 康弘(にのみや やすひろ)さんにインタビューをさせていただきました。

パーカーを着た二ノ宮さんが、いちご畑の中で座っている写真

農業を始めたきっかけは何ですか?

就農する前は会社員をしていました。妻の実家に婿に入り、父の怪我をきっかけに家の将来について考えた結果、親が元気なうちに農業について色々教えてもらえるように、自分が若いうちに就農した方が身体も慣れやすいのではないか、また会社という枠の中だけでなく自分で自由にチャレンジできると思い就農することにしました。

いちごを選んだ理由は何ですか?

元々うちはねぎを栽培していましたが、就農するにあたり、栃木県農業大学校の研修に参加して考えてみるのも良いと両親に勧められました。

研修で様々な作物を見た結果、栃木県がいちごの栽培を推進しているので県から指導が受けやすいこと、またうまく栽培できれば高収入が得られることが分かりいちごを栽培してみたいと思いました。

おいしいいちごの見分け方を教えてください

粒が大きく、艶のあるいちごがおいしいと思います。

市場出しのものは、時期によって、どれくらいの色づきで出荷するかを指定されています。

きれいに実ったとちおとめが皿に盛られている写真

仕事をしている中でうれしかったことは何ですか?

自分なりに試行錯誤した結果、たくさん収穫でき、他の人から私の作ったいちごがおいしいと言ってもらえる時です。

また、農業を通して仲間づくりができたことが大きな資産です。

知っていましたか?「いちごは“追熟”しない!」

追熟(ついじゅく)とは、果実を収穫後、一定期間貯蔵することで成熟させることを言います。
いちごは追熟しないので、置いておいても甘くなったり、色づきが進むことはありません。

鮮度が命!なので、購入したら早めに食べましょう。

いちごの栽培スケジュールは?(「とちおとめ」の場合の目安)

  • 準備作業:苗づくり(3月下旬) ハウス片付け(6月中旬) ポット仮植(7月上旬)
  • 定植作業:苗を植える(9月上旬)
  • 管理作業:苗管理(3月下旬~9月上旬) 通常管理(9月上旬~5月末) 薬剤散布(通年)
  • 収穫作業:収穫、出荷・調整(11月中旬~5月)
いちごの栽培スケジュールのフロー図

「とちおとめ」ってこんないちご

栃木県が開発したいちご。粒が大きく、甘みと酸味のバランスがよいのが特徴で、全国のいちごの中で最も多く生産されている人気の品種です。

二ノ宮さんのビニールハウスでは、12月上旬から5月末頃まで収穫を行っています。
とちおとめをはじめ、いちごにはビタミンCがたっぷり含まれており、その量はいちご1粒にレモン半個分とも言われています。

ウイルスや細菌などに負けないためにも、今の時期にぜひ食べてもらいたい農作物です。

「いちご王国とちぎ」ホームページ

※記事の内容は取材を行った2021年1月時点のものです。

特集「MADE IN(メイドイン)なすしおばらを味わおう」とは?

本市が誇る農作物を紹介する特集記事です。広報なすしおばらと連動し、広報誌では「農産物」を中心に、市ホームページでは「人」を中心に紹介しています。

この記事に関するお問い合わせ先

産業観光部 農務畜産課

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7147
ファックス番号:0287-62-7223

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