通年議会を導入しています。
通年議会導入の経緯
那須塩原市議会では、令和元年5月より議会活性化特別委員会で通年議会導入に向けた調査研究を進めてきました。その間、先進地の視察も行い、令和2年12月に委員会として導入を決定しました。
その後、令和3年1月28日に開催した臨時議会において、関連条例などを本会議で可決し、通年議会の導入を正式に決定しました。
通年議会とは
定例会の回数を年1回とし、会期を約1年とする運用の方法です。
市議会は、市長が毎年1回(5月に)招集し、翌年4月30日までが会期となり、必要に応じ議長の判断で会議を開くことができます。
導入時期
令和3年5月1日~
これまでの議会運営との違い
これまでは、市長が招集する年4回(3月、6月、9月、12月)の定例会(会期は20日程度)において、議案の審議などを行っていましたが、この会期中以外は、原則議会活動ができませんでした。
これからは、会期が約1年間となることで、1年間を通して議会活動が可能になり、議案等を審議するために会議を開く必要がある際には、議長の権限でいつでも会議を再開することができるようになります
通年議会のメリット
- 災害発生時など、緊急時に必要な補正予算や議案などがある場合、即時に会議を開き、審議することができます。
- いつでも会議を開くことができるため、より慎重な議案審査や、専門的な調査を行うことが可能になります。
- 市政に対する監視機能や政策立案機能の強化が図られます。
- 市長や議員が必要に応じて、議案を提出できます。
- 市長が提出する議案等を1年を通して審議することができ、市長の専決処分※を抑制することができます。
※ 議会の議決を要することとされている事項について、地方自治法の規定により、時間的に議会の招集が待てない緊急の場合など、例外的に市長が議会の議決を経ずに行うことができるとされている制度
他市の導入状況
全国市議会議長会の調査(令和4年12月31日現在)によると、通年議会(通年の会期制を含む。)を導入している市は、54団体となっています。
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更新日:2024年02月01日