石油ストーブの事故に注意!

更新日:2023年11月06日

【事例1】手入れ不足による異常燃焼や堆積物への引火

事故内容

石油ストーブを使用中、石油ストーブから出火して周辺を焼損し、1人が重傷を負った。

原因

石油ストーブの空気取入口の下に炭化物の堆積があったほか、置台の表面に焦げつきや変色が確認されたことから、置台に堆積したほこり等によって空気の流入が阻害され、吹き返し現象が発生し、ほこり等に引火し燃え広がったと考えられる。
※吸気不足などで炎が空気取入口から逆流して出てくる現象

【事例2】ずれた燃焼筒による異常燃焼

事故内容

石油ストーブを使用中、石油ストーブを焼損し、周辺を汚損する火災が発生した。

原因

燃焼筒がずれて置かれていたことにより異常燃焼が発生し、炎が高く上がったことが原因と考えられる。

【事例3】ガソリンの誤給油

事故内容

石油ストーブを使用中、建物2棟を全焼する火災が発生した。

原因

カートリッジタンク及びストーブ内部からガソリン成分が検出されたことから、カートリッジタンクにガソリンが混入したことが事故の原因と考えられる。ガソリンが混入した経緯は不明であったが、灯油の入った容器はガソリン携行缶と同じ建物で保管され、事故発生現場からは給油口蓋が外れている膨張したガソリン携行缶が発見された。

【事例4】給油口蓋の閉め忘れ及び締め付け不良などによりこぼれた灯油に引火

事故内容

石油ストーブを使用中、建物1棟を全焼、2棟を類焼する火災が発生した。

原因

給油口蓋の閉め方が不十分であったため、給油後のカートリッジタンクを石油ストーブ本体へ戻す際に給油口蓋が外れて灯油がこぼれ、こぼれた灯油がストーブ天板から燃焼筒にかかって発火し周囲へ拡大したものと考えられる。

【事例5】可燃物の近接

事故内容

石油ファンヒーターを使用中、建物を全焼する火災が発生し、1名が軽傷を負った。

原因

石油ファンヒーターの吹き出し口とこたつが近接した位置に設置されていたため、こたつ布団が過熱されて出火したものと考えられる。なお、使用者は視力が弱く、石油ファンヒーターとこたつ布団の間隔がよく見えていなかった。

石油ストーブ等を使用する前の5つのチェックポイント

  1. ほこりがたまっていれば取り除く。
  2. 対震自動消火装置が正しく作動することを確認する。さらに、石油ストーブの場合は、燃焼筒が正しく取り付けられていることを確認する。
  3. 燃料は新しい灯油を使い、昨シーズンの灯油は使わない。ガソリンの誤給油を防ぐための対策を徹底する。
  4. カートリッジタンクの給油口蓋が確実に閉まっていること、漏れがないことを確認する。
  5. 機器と周囲の壁や可燃物との十分な距離が確保できていることを確認する。

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