夏に気を付けたい製品事故3選

更新日:2023年07月03日

【事例1】携帯用扇風機の事故

ネット通販で購入した携帯用扇風機(注)を充電中、携帯用扇風機と周辺を焼損する火災が発生しました。リチウムイオンバッテリーが内部ショートして異常発熱し、焼損したものと考えられます。製造事業者名は記載されておらず、販売店の連絡先は海外でした。

(注)携帯用扇風機…充電式の持ち運び可能な扇風機を携帯用扇風機としています。

携帯用扇風機の購入及び使用で気を付けるポイント

  • 製品を選ぶ際は、製造・輸入・販売事業者と連絡が取れることを一つの基準にする。
  • 充電時は異常(充電できない、電池部分が異常に熱くなる、電池部分が膨らむ等)がないか時々様子を見て確認する、近くに物を置かない、就寝中は充電しない。
  • 落としたり強い衝撃を与えたりしない、破損したものは使用しない。

【事例2】モバイルバッテリーの事故

日中、屋外駐車場に駐車中の自動車内に、モバイルバッテリーを充電コードのみ接続した状態で置いていたところ、製品及び周囲の座席シートが焼損していました。車を離れて2時間ほどで出火しており、事故発生当時の天気は快晴、気温は30℃あり、高温の自動車内に放置していたことが要因の一つと考えられます。

高温の自動車内で気を付けるポイント

  • モバイルバッテリー、ノートパソコン、携帯電話などリチウムイオンバッテリーを使用している製品は、熱の影響で異常な反応が起きて発熱・破裂・発火するおそれがあります。
  • スプレー缶虫よけスプレーや冷却スプレーなど高圧ガスが使われているエアゾール缶は、高温にさらされると噴射剤が気化して内部圧力が上昇し、エアゾール缶が破裂することがあります。

【事例3】洗濯機の事故

防水性のシャワーカーテンを洗濯していたところ、洗濯機から異音と異常振動が起きて洗濯機が転倒しました。防水性の製品のため、水を通さず、洗濯槽内に水がたまった状態で脱水をしたことによる洗濯槽の回転不足が異常振動を起こし、転倒の要因になったと考えられます。

洗濯機の使用で気を付けるポイント

  • 防水性の衣料・繊維製品(注)は洗濯機での洗濯・脱水は行わない
    防水性の衣料・繊維製品は、水を通さないため洗濯槽の中に水がたまってしまい、脱水時に水が急激に移動し、洗濯槽の回転バランスが瞬時にくずれるため、異常振動を引き起こすことがあります。異常振動により、衣類が損傷したり、洗濯機が転倒することがあるため、防水性の衣料・繊維製品は、全自動洗濯機・ドラム式洗濯機の洗濯槽や、二槽式洗濯機の脱水槽には、絶対に入れないでください。防水性の衣料・繊維製品かどうかわからないときは、繊維製品に口をつけて息を吹き込んでください。空気が通らないものは防水性の衣料・繊維製品です。

(注)レインウエア、ウェットスーツ、自転車・バイク・自動車のカバー、オムツカバー、サウナスーツ、寝袋、キルティング生地の製品、レジャーシート、おねしょシーツなど 

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