一酸化炭素中毒の事故に注意してください

更新日:2023年03月06日

【事例1】携帯発電機を屋内で使用したことによる死亡事故

原因

停電時であったため携帯発電機を屋内で使用したところ、排ガスが滞留し、一酸化炭素濃度が上昇したと考えられる事故と考えられます。なお、取扱説明書には、「排ガス中毒のおそれがあるため、排ガスがこもる場所で使用しない」、「排ガスは一酸化炭素などの有害成分を含んでいる」旨、記載されていました。

注意事項

携帯発電機の排ガスには一酸化炭素などの有害物質が含まれています。換気が不十分な場合、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。屋内や換気の悪い場所などの排ガスがこもる場所(物置・倉庫、車内、テント内など)では、絶対に使用しないでください。

【事例2】換気扇を回さずにガス給湯器を使用したことによる死亡事故

原因

換気扇を回さずにガス給湯器を使用したため、換気不良により一酸化炭素が室内に滞留し、一酸化炭素中毒に至ったと考えられます。また、長期間の使用(約34年)によって、ガス給湯器にほこりやすすが詰まり、不完全燃焼が起こったことも事故発生に影響したものと考えられます。なお、取扱説明書及び本体表示には、「換気を行う」、「炎の異常がある場合、販売店又は弊社に相談する」、「定期的に点検を行い、ほこりやすすがたまっていた場合、販売店に相談する」旨、記載されていました。

注意事項

  • 給湯器を使用する際は、換気扇を回すか窓を開けるなどして、必ずこまめに換気をしてください。換気が不十分だと室内の酸素が減少し、不完全燃焼による一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
  • 長期間使用しているとほこりやすすがたまり、空気が十分に供給されないため、不完全燃焼が起き、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。使用中に火が消える、ガスが漏れている(異常な)臭いがする、炎が変色している、すすが付着しているなどの異常が見られた場合は、ガス事業者や製造事業者などに連絡し点検を受けてください。

【事例3】石油ストーブを密閉された室内で使用したまま就寝したことによる死亡事故

原因

燃焼空気取入口に多量のほこりが堆積した石油ストーブを、密閉された室内で使用したまま就寝し、給気不足から不完全燃焼となって一酸化炭素が大量に発生し、一酸化炭素中毒に至ったと考えられます。

注意事項

  • 石油ストーブなどの石油房器具を使用する際は、必ずこまめに換気をしてください。また、就寝時には使用せず、寝る前に確実に消火してください。
  • テント内や車内などでは、石油ストーブなどの石油器具やガスこんろなどのガス器具は使用しないでください。一酸化炭素中毒や酸欠によって窒息し、死亡するおそれがあります。
  • 石油ストーブの置き台や反射板などにたまったほこりは、掃除機で吸い取ったり、柔らかい布などでこまめに拭き取ったりしてください。

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市民生活部 交通防犯課 くらし安全安心係

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