濡れて起きる製品事故に注意してください

更新日:2022年07月06日

【事例1】モバイルバッテリーを焼損する火災が発生した

原因

モバイルバッテリーを誤ってシーツと一緒に洗濯し水没させたため、浸入した水分により基板上でショートが起き異常発熱し、焼損したものと考えられます。

注意点

もし水没させたり、水が掛かったりした場合には、使用時に異常が生じるおそれがあるため、取扱説明書を確認するかメーカーや販売店に連絡するなどし、再度使用して問題がないか確認してください。また、濡れた直後に電源を入れると、ショートして異常発熱、発煙などが発生するおそれがあります。

【事例2】デジタルカメラを水中で使用後、充電中に発熱し、接続部から火が出た

原因

水中で使用後、正しい手入れを行わなかったため、USBコネクター内部に導電性異物が付着し、ショートが生じて異常発熱し、コネクター樹脂の一部が焼損したものと考えられる。

注意事項

充電ケーブルのコネクター内部に水分などの異物が付着した状態で、本体に接続すると、コネクター内部でショートして異常発熱、発煙などが発生するおそれがあります。異物の付着には気を付けてください。

【事例3】使用中の太陽光発電用パワーコンディショナを焼損する火災が発生した

原因

屋内設置専用のパワーコンディショナを屋外に設置したため、電装部に雨水が浸入し、基板上でトラッキング現象が発生し、出火したものと考えられます。

注意事項

屋外に設置するパワーコンディショナや照明器具などの製品は、風雨により内部に雨水が浸入すると発火、発煙するおそれがあります。設置する際は屋外用か確認してから設置してください。また、雨水などが配線を伝って製品内部に侵入することがありますので、配線部分も雨などで濡れないように気を付けてください。

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