圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!

更新日:2021年11月30日

圧力鍋には調理時間を短縮できるなどのメリットがある一方、使い方を間違えると大きなけがにつながることがあります。

事故情報データバンクには、令和3年3月までに圧力鍋に関連する事故情報が231件寄せられています。

多くが高温の内容物に触れることによる熱傷で、治療に要する期間が1か月以上の事故も多く発生しています。

事例1

調理後、蓋を開けようとしたところ、蓋が飛び、蒸気等が腕にかかり、熱傷を負った。

事例2

圧力鍋で調理中、異音がして鍋が飛び上がり、床に落ちた。被害者が、鍋蓋の縁を高温環境にさらしたことでパッキンが熱損傷し、これに気付かず調理を行ったため、内圧の上昇に耐えきれず熱損傷部分から蒸気が噴き出し、その勢いで圧力鍋がガスこんろから床に落下したものと推定される。

事例3(リコール品による事故)

圧力鍋で調理中、鍋の蓋が飛び、周辺を破損した。圧力鍋の鍋蓋を鍋本体に固定する支持具(アーム)と支持金具(ストッパー)の寸法及び形状不良により調理中にアームがストッパーから外れて鍋蓋が飛んだものと推定される。製造事業者は、製品の回収及び無償交換を行っていた。

事例4(豆を調理中の事故)

圧力鍋で豆スープを料理中、急に鍋蓋が外れ、中のスープが飛び散った。足に軽いやけどを負い床や壁が汚れた。メーカーの調査によると、蒸気抜きに豆穀ガラの付着があった。

事例5(粘度の高い料理を調理中の事故)

圧力鍋でカレーを作っていて蓋を開けたところ、中身が飛び出して左の太ももに手のひら大の熱傷を負った。

アドバイス

圧力鍋はメーカーや機種によって構造が異なりますが、以下の注意点はどの圧力鍋でも共通です。必ず守り、取扱説明書や注意表示をよく読んで使用し、事故を防ぎましょう。

  • 使用前には、蒸気口など圧力調整部分に詰まりがないか確認しましょう。また、蓋と本体の間のパッキンにぬめりや劣化がないか確認しましょう。
  • 使用後は、特に蓋やパッキンの汚れをしっかりと落としましょう。
  • 水と食材を合わせて2月3日以下、豆類・麺類の場合は水と合わせて1月3日以下の内容量で調理しましょう。
  • 完全に蓋を閉めた状態で調理を行い、鍋の中の圧力が下がったことを確認してから蓋を開けましょう。

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この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 交通防犯課 くらし安全安心係

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7126
ファックス番号:0287-62-7500​​​​​​​

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