なくそう!20歳未満の飲酒
20歳未満の飲酒は、法律で禁止されています。
お酒は20歳を超えてからにしましょう。
那須塩原市の現状
20歳未満の飲酒率
那須塩原市で実施した令和3年度生活習慣アンケート調査では、高校2年生の男子生徒で4.0%、女子生徒で2.8%が飲酒したことがあると答えています。
これは本来、0%でなければならない数値です。
20歳未満の人がどんなときにお酒を飲んでいるのか

・お盆、正月など特別な日に飲酒したことがある・・・・・・・・11.2%
・家族が食事やお酒を飲むときに一緒に飲んだことがある・・・・・9.8%
・誰かの部屋で友達などと一緒に飲んだことがある・・・・・・・・1.4%
・ひとりで飲んだことがある・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0%
・カラオケボックスなどで友達などと一緒に飲んだことがある・・・0.0%
・無回答・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.7%
お盆や正月、家族と一緒になど、「飲んではいけない」と言わなくてはいけない家族がいる状況でお酒を飲んでいることが多いようです。
出典:令和3年度那須塩原市生活習慣アンケート調査
なんで飲酒はいけないの?
身体的な影響
「脳障害」
脳が成長している時期にお酒を飲むと、脳の神経細胞を壊し、脳萎縮をもたらす危険があります。
「性腺機能障害」
アルコールが二次性徴に必要な性ホルモンに悪影響を及ぼし、男子はインポテンツなどに、女子は生理不順や無月経になることがあります。
「急性アルコール中毒」
20歳未満の人は、アルコールを分解する酵素の働きが未発達なため、過度な飲酒をした場合、急性アルコール中毒になる危険性が成人に比べ高くなります。
精神面における影響
「アルコール依存症」を発症しやすい
「アルコール依存症」は、飲酒開始年齢が若いほど短期間で発症するケースが多いとされます。特に20歳までは、飲酒に対する自己規制がきかなくなりやすく、その危険性が高まります。
社会性への影響
「学校生活や職場」への影響
怠学、成績不振、中退など、学校生活へ支障をきたしてしまうかもしれません。また、作業能率の低下、無断欠勤の増加など、職場での適応が難しくなってしまうかもしれません。
「交通事故」
飲酒運転をしてしまい、交通事故を起こしてしまうかもしれません。
「金銭トラブル」
浪費や借金などの金銭トラブルを起こすようになってしまうかもしれません。
お酒の上手な断り方
1.はっきりと意志を伝える
「いやだ」という意志をきっぱり相手に示すのが、ベストな方法です。しつこく勧められるときは、その場を去ることもひとつの手段です。また、20歳未満にお酒を勧めると、法律で罰せられることを伝えましょう。
2.飲まない理由があることをわかってもらう
「部活動に支障が出るから」、「親と約束しているから」など、自分が大切にしていることを理由に断りましょう。相手を納得させるためには、Webや本などから得た知識を使って説明することもひとつです。
3.20歳未満の飲酒はいけないと、正論を主張する
20歳未満にとって「飲酒しない」という選択は、法律の上からも当たり前のことです。断っても何も悪くはないのだから、お酒を勧められても、自信を持って反論しましょう。
学ぼう!10代のお酒のキケン動画
【小学生向け】
・どうしてお酒を飲んではいけないの?
なぜ子どもはお酒を飲んではいけないのか。アルコールが与える脳や体への影響を解説します。
【中学生・高校生向け】
・基礎知識編
20歳未満飲酒によって引き起こされるリスクや影響など、お酒の正しい知識を身に付けましょう。
・応用編~お酒の断り方~
様々な形でお酒を勧められることがあるかもしれません。きっぱりとした断り方を覚えましょう。
この動画は、教育・教養番組など様々なジャンルの番組制作を手掛ける「NHKエンタープライズ」が制作しており、アルコールによる10代の心身への影響や飲酒の断り方などを分かりやすく、より理解しやすい内容となっています。
出典:ビール酒造組合
法律
20歳未満の飲酒は「20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律」という法律で禁止されています。
出典:ビール酒造組合
この記事に関するお問い合わせ先
保健福祉部 健康増進課 健康増進係
〒325-0057
栃木県那須塩原市黒磯幸町8番10号
電話番号:0287-63-1100
ファックス番号:0287-63-1284
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更新日:2025年03月18日