災害の事例

更新日:2021年11月30日

平成10年8月末 北関東・南東北豪雨災害(那須水害)

平成10年(1998)年8月26日から31日にかけて、北日本や東日本各地で8月の月平均降水量を上回る大雨となり、栃木県北部や福島県などでは記録的な大雨となりました。那須町では600ミリメートルを超える日降水量を観測しました(27日)。また、26日から31日までの総降水量は、平均的な年間降水量の3分の2以上となる1,254ミリメートルとなりました。

この豪雨災害により、死者22名、行方不明者2名、負傷者55名、住家の全・半壊及び一部破損506棟、床上浸水3,328棟、床下浸水11,518棟の被害が発生しました。(栃木県内では、死者5名、行方不明者2名、負傷者19名、住家の全・半壊及び一部破損129棟、床上浸水484棟、床下浸水2,362棟の被害が発生しました。)

那須岳や八溝山地にはさまれた福島県と栃木県の県境付近の市町村では、大量の降水により余笹川や黒川などをはじめとする多くの中小河川が氾濫し、山間部からの大量の土砂を含んだ河水が、流域の人家や田畑などに被害を与えました。また、今回は短期間に記録的な豪雨となったため、これら多量の河水が那珂川本川に流れ込み、雨が直接降った地域のみならず、下流域である茨城県などでも河川水位が上昇し、浸水被害をもたらしました。

水害時の寺子地区の空撮写真

水害時の寺子地区の写真(写真中央に流れている川が余笹川、流されている橋が寺子橋です。現在は新しい橋に付け替えられています。)

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〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

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